<SOLD OUT> 『物想う時間』シリーズvol.3  何かを「考える」時間の為に。写真集『さっき良寛がいた』+KUSA.'s Blend for the book『淡いver.4』 

KUSA.は15年前に開業以来、「思索の為のスペース」だと、HPや取材先でアナウンスし続けて参りました。

私がまだほんの若い頃、ただぼーっと過ごしたり、疲れを癒したい時の場は、例えばカフェやファミレスであったり、または公園や時には気の置けない友人の部屋とか、もちろん自宅であったりしました。
しかし、創作や、簡単に言うと、「何かをしっかりと考える」為の場はそうはありませんでした。
自宅では生活感がありすぎ、バーは緊張しすぎ、図書館では静かすぎ、私にとっては唯一、珈琲専門店がそのような場として機能し、それが救いにもなっていたのかもしれません。

覚醒作用のある良質な珈琲がぽつり。普段着のケーキ一つ。薄暗い店内と香り。
時に、書物。


KUSA.では、ご自宅でそんなささやかな時間を再現する組み合わせを「物想うシリーズ」と名付け、online shopのみで限定発売致します。世界を覆うウィルスや災害がこのようなセットを発売する経緯にはなりました。
KUSA.自らセレクトしたその時期に最も感性を揺るがすと思われるヴィンテージブックと、その書物に合わせた季節限定のブレンド。一枚一枚、ページをめくりながら、二人で数十種のカップをカッピングした中から配合を決定していっています。



秋冬vol.3は、遠藤純 写真集(古書)とシーズン限定ブレンド『淡いver.4』(200g)
の組み合わせです。


・遠藤純『さっき良寛がいた』(古書、KUSA.店頭価格1,400円)
 ヴィンテージ本。初版。
 物想うシリーズの中で、最も情緒的なフイルムの数々の本書籍をセレクト。
 私は荒木経惟の特に下町の光景を写しとった作品がとても好きですが、それは氏がセンチメンタリズムと
 真正面からぶつかっているからです。
 そして、良寛という日本を代表する歌人が旅した越後の街を遠藤氏が撮影し直すというこの作品集に
 私は荒木氏と同じようなセンチメンタリズムを感じます。

 朝の書斎、昼ご飯の後のひと時、寝る直前。昭和の匂いの色濃く残る、越後の日常日常の一断片が
 見る者の感性と一体化して、手袋とマフラーと防寒着を着込み、冬の街並みを一人、散策したくなるに
 違いありません。
 



・季節限定ブレンド珈琲豆『淡いver.4』'21 (単品価格 1,550円/200g)
 淡いver.4も高度に調和の取れた、屈指のマイルド珈琲に仕上げています。
 淡い中に、透明感のある朗らかさ。
 詳細は、「淡いver.4」単品の商品説明をご覧下さいませ。
 
 


一点一点は限定品です。


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